トップページの役割と成否の視点

みなさま、こんにちわ。

随分、ブログの更新をサボってしまいましたが今日から気持ちを新たに、色々な視点で、気になったことや有益だと思えることを、まとめていこうと思いますので、これからもどーぞよろしくお願いいたします。

さて、復帰の第一弾の話は、「トップページの役割と成否」について、書いてみたいと思います。

 

みなさんもご存知のとおり、トップページは、そのサイトの玄関口です。

もっとも多くの訪問者がこのページから商材詳細などが書かれている下層ページへと遷移していくことが多いため、上手に情報を伝達できているか?興味を持ってもらえるページになっているか?で、サイト全体のページビュー数に大きく影響を及ぼします。
つまりは、問合せや商品購入などのコンバージョンにまで影響を及ぼすということになります。

では、トップページで上手く情報伝達が行われているかどうかをどのように判断すれば良いのでしょうか?ちょこっと考えてみました。


・直帰率を調べてみましょう

トップページに訪れた人が、他のページを見ることなく別のサイトへ移動してしまう(またはブラウザを閉じてしまう)率を調べることで、大まかな情報伝達の成否を把握することができます。

具体的にはGoogle Analyticsでは、?「コンテンツ」−?「閲覧開始ページ」−?URL「/」−?ディメンション「キーワード」で、TOPページにたどり着いたユーザーのキーワードと直帰率がそれぞれ分かります。


キーワードを属性ごとにまとめてみると、どのようなニーズを持ったユーザーに対して訴求力が弱いのか(または強いのか)が分析できると思いますので、トップページの修正や新しいコンテンツの追加など対応策を検討するヒントになると思います。


・ページ遷移率を把握する

トップページからどの下層ページへ移動したのか?ページごとに調べることができます。
やはり?「コンテンツ」から?「上位のコンテンツ」−?ページ「/」−?「ページ遷移」で、遷移率とセッション数を調べられます。



もし、一番見て欲しいページへの移動が少ないようでしたら、トップページの修正が必須でしょう。
始めて訪れたユーザーに、「自分の求めている情報がありそうだぞ」と伝えるためのバナーやテキスト、画像イメージなどを分かりやすい位置に伝わりやすい表現内容で配置してあげることが必要です。

コンバージョンまでの道筋をイメージして、導線を作ってあげると良いでしょう。


・サイト上のデータ表示でクリック率を把握する

ページ遷移率を視覚的に把握できるのが、「サイト上のデータ表示」になります。

主にバナーやナビゲーションの種類によってどのような変化が出るか?などのABテストなどにも利用することが可能です。

リンクが設置されているアクションボタンにクリック率が表示されますので、デザインや設置場所を変えて定期的に検証すれば、より訴求力の強いトップページを構築することができるでしょう。

ここで注意しなくてはいけない点として、計測はリンク先URL毎にされるため、同じページへリンクしている別々のアクションボタンは同一の数値として計測されてしまいます。
そのため詳細なデータを計測するためには、Googleの「URL 生成ツール」などを利用して、リンク先URLを別けて設定してあげると良いでしょう。


以上の3つの方法から、トップページの問題点を洗い出し改善していく方法で理想的なトップページへ近づけることができるようになると思います。
ちょっと手間が掛かりますが、PDCAサイクルで検証するには分かり易いのもトップページの特徴だと思いますので、トップページの直帰率が50%以上のサイトをお持ちの方は頑張ってみてはいかがでしょうか?